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ヘアメイク
アーティスト
宮本めぐみさん
PiED DE POULE
(ピエドプール)

長野駅前に3カ所の美容室を展開し、幅広い年代に支持される実力派サロン。カットやパーマ、カラー、セットのほか、メイクや着物の着付、ウエディングのヘアメイク、テレビ局でのアナウンサーやタレントのヘアメイクも行っています。

どうしたらこの仕事に就けるの?
ヘアを担当するためには美容師の国家資格(免許)が必要です。そのうえで、メイクまで行うようになるには、メイクの専門学校に通うか、フリーのメイクアップアーティストのもとで数年間、修業を積む必要があります。
どんな人が向いている?
この仕事はヘアサロンで通常業務を行うほか、結婚式やテレビ局など、さまざまな状況に応じて多様な人にヘアメイクを行います。そこで、事前の打ち合わせとコミュニケーションが大切になるので、ヘアメイクの技術にくわえて、相手の話の「聞き上手」であることや「空気感を読み取る力」も求められます。また、人の顔はメイクによってどんな表情にも仕上げることができるので、ものづくりが好きな人や絵を描くのが得意な人にも向いています。物事を素直に捉えることができる人は失敗を自分の糧にして成長できるでしょうし、おしゃれが好きな人にもおすすめです。
この仕事のやりがいは?
ヘアメイクをしたお客様の喜びがすぐに直接伝わり、気に入ってもらえると結婚式などの特別なシチュエーションでのヘアメイクも依頼されるので、一生に一度しかなく、写真にも残る大切な日を任せてもらえる醍醐味を感じます。また、毎日同じアナウンサーやタレントにヘアメイクをするテレビ局での仕事は、ヘアメイクで気分を変えることはもちろん、本番前に会話をすることで気分をのせてあげ、内面から美しく仕上げることで、撮影中のテンションもヘアメイク次第である責任感とやりがいを感じます。また、きれいになる秘訣を押さえているので、年を取っても自分自身の若々しさを保つことができます。
この仕事の難しさは?
修業時代が長く、美容師見習いだけの場合でも3年半ほど。その間はスタイリストのアシスタントを行いつつ、営業後に深夜まで練習をする必要があるので、本当にこの仕事が好きでなければ続きません。また、初めて会うお客様に対しても最高の美しさを引き出す必要があるため、第一印象から相手のタイプや魅力を見極める力が求められる点も大変です。しかし、その分、大きなやりがいがあります。
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フラワー装飾技能士
北澤仁美さん
ヌボー生花店

「お花のある心豊かな生活空間を提供する会社」 として新鮮で長持ちする花を提供し、高い技術と接客力を持った花を愛するスタッフがお客様に寄り添った花選びをしています。

どうしたらこの仕事に就けるの?
花屋などで働きながら知識や技術を学ぶのが一般的です。フラワーデザイン教室や専門学校、職業訓練校などで勉強することもできますが、現場で実践しながら、お客様の好みや目的、予算などを把握し、花の扱い方、長持ちさせる方法、値段、仕入れなど、花に関する豊富な知識やアレンジメントの技術を身に付けていきます。実際に、私も高校時代に華道部に所属していましたが、卒業後に入社してから知識や技術を学びました。
どんな人が向いている?
花が好きで、ものを作ったり飾り付けをしたりすることが好きな人であれば、技術は後から身に付けることができるので、どんな人にも向いています。感性やセンスも必要ですが、頑張れば頑張った分だけ技術や色合わせのセンスを磨くことができます。また、お客様のご要望を聞き出して提案する必要があるため、技術以上に接客力、コミュニケーション能力が大切になります。例えば、男性のお客様は「お任せ」という方が多いので、花を送る相手の好みや好きな色、雰囲気を聞き出す力が求められます。
この仕事のやりがいは?
自分が作った花束やアレンジメントで「ありがとう」と言っていただけ、喜ぶ顔を見る瞬間はやりがいを感じます。その笑顔のためにもお客様の声に耳を傾けることに徹しています。また、花のよさを生かすアレンジを心がけています。
この仕事の難しさは?
こだわりがあるお客様の場合は、その想いをどうアレンジに落とし込むかを考える難しさがあります。また、こちらから一方的にご提案をしてもお客様の希望と方向性がズレてしまうことがあるので、雑談を交えながら可能な限り要望を聞き出しています。
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パティシエ
有賀弘隆さん
ペストリーブティック
ストーリー

長野県上田市の洋菓子、焼き菓子専門店。中学生の時に見たテレビ番組のパティシエに憧れてこの道を志し、専門学校を卒業後、国内外で修業を積んで数々の受賞歴を誇るオーナーパティシエの有賀さんが、芸術的なケーキを生み出しています。

http://www.pb-story.jp

どうやったらパティシエになれるの?
パティシエになるには、専門学校に通って視覚を取得するイメージがありますが、免許は必要ありません。高校を卒業後、すぐにケーキ屋さんに入って、掃除や下準備などの基本から学んで修行を積む人もいます。一人前のパティシエになって自分のお店を持つまでには、平均10年かかると言われています。
どんな人が向いている?
長時間立ちっぱなしの体力仕事で、バレンタインやクリスマス、卒業式のシーズンなどは睡眠もままならないほど忙しいので、まずは根性が大切です。また、何度もくり返しお菓子を作って覚えるので、物事を深く掘り下げ、探究心がある人が向いています。そして、飾り付けには美術が得意といったセンスのよさが生かされ、計量や計算には数学や暗算の力が生かされます。細かい作業なので、細部まで気遣いができる人にも向いています。何より、挨拶や返事、礼儀を大切にするといった人間としての基本ができていることがもっとも重要です。
この仕事のやりがいは?
自分が思い描いて表現したものが「おいしい」といって感動してもらえ、感性を揺さぶるものづくりができる喜びがあります。そのためにも、美味しさだけではなくシチュエーションに合わせたお菓子作りをすることが求められます。だから、お寿司やフレンチ、中華など、幅広い食事を味わい、味覚を育てておくことも大切です。そうすることで、世界を見つめ、自分の立ち位置を考えることができます。
この仕事の難しさは?
簡単な材料を使っておいしく作ることが最も難しいのですが、その分、うまくできた時の感動はひとしお。ただ、先輩・後輩の上下関係が厳しく、一生懸命作っても、美しくなかったりおいしくなければ怒られることもあります。そして、浅はかな知識では一流にはなれませんので、常に勉強して自分を磨いたり、世界の多くの物事を知ってセンスを向上させていく必要があります。
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