庭を造る「庭師」の仕事は、庭木の剪定を行う植木屋さんを想像しがちですが、和風庭園から洋風ガーデン、ビオトープや屋上庭園、公園の緑化や街路樹の剪定、樹木医の仕事など、幅広い業務があります。そのため、樹木や植物だけでなく、建築や土木、気象学など幅広い知識と技術が求められます。また、美しい庭園づくりのためには美的センスも必要。屋外作業が中心で体力も必要な大変な仕事ですが、国や県・市町村の公共事業から個人宅の庭造りまで、さまざまなニーズがあります。
幅広い庭師の仕事
服装は安全で清潔、動きやすいものを。木の枝でケガをしたり虫に刺されたりするので、夏でも長袖を着て、冬は防寒着を着ます。また、高所作業や石材など重いものを運ぶので、ヘルメットは必須。ズボンは膝が曲げやすく動きやすいものをはきます。靴は、木に登るときは木を傷めないように地下足袋を、土木作業を行うときは安全靴を。ベルトには木バサミや剪定バサミなどの剪定用具のケースを取り付けます。そして、木登り専用のロープやサドル(安全帯)、安全保護具を使って木に登ります。必要に応じてゴーグルやマスク、特殊手袋などを着用することもあります。